菜根譚
みなさんは、『菜根譚』を読まれたことありますか?
私はまだ読んだことがないのですが、
今読んでみたいなと思う一冊です。
近頃、『何のために働くのか?』と問われる機会が何度かあり、時々ぼ〜っと仕事について考えたりします。
そんな折、
内乱や政争が相次ぎ混迷を極めた明代末期に生まれた書物で、処世訓の最高傑作のひとつに数えられている書物『菜根譚』を知りました。
田中角栄、吉川英治、川上哲治ら各界のリーダーたちから座右の書として愛されてきたともいわれており、
逆境に立ち向かうときの心の在り方や
器を大きくするときの心の在り方などが書かれているそうで、
どんな本か読んでみたいなぁと思っているところです。
菜根譚は、お料理みたいに、いろんな名言を自分なりに集めて、自分なりの処世訓を作れるところが面白いところなんだそうです。
私もぱらっとさらった中で、気になった言葉がありました。
静かにしているときの考えは、
心の本当の姿を知ることができ、
時間にゆとりのあるときの気持ちの持ちようは、心の働きを知ることができ、
あっさりしているときの趣きが安定しているときは、心の真の味わいを知ることができる。
という言葉に、少しわかるなぁと思い、この本をちゃんと読んでみたいなぁと思ったのでした。
あと、はっとさせられたのが『拙』という言葉。
拙いって、未熟みたいであまり好きに思えなかった。
でも、
文は拙を以って進み、道は拙を以って成る。
一の拙の字に無限の意味有り。
という文があって、
不器用な人は自らの拙さを自覚しているからこそ、努力する。
『巧み』な人はそれができない。
そこで成長がとまってしまう。
だから「巧み」を目指す必要はなく、不器用でも真っ直ぐに道を進んでいけばよい、ということらしい。
私はずーっと「巧み」に憧れてたけど、『拙い』でいいんたなぁって思えて、ちょっといいなぁと思ったのでありました。
近頃思うに、物事にはいい面も悪い面も対であって、そのどちらを取るかは、その人次第なのだと…
だとしたら、私は自分が心地良いと思える解釈を採用して、自分ががんばれる気持ちの方を選択して進んでいきたいなぁと思うようになりました。
この本には対で文章が描かれていることが多いとか。
自分なりの名言集を集めてみたいなぁと思います。
現代語訳も難しいものがあるから、
読みやすい本ってあるのかなぁ?
明日本屋で読みやすそうな本を探してみようと思います。
それでは、今日は疲れたので、
早めに休もうと思います。
みなさま、おやすみなさい。
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